2019/09/11 21:32
今回、東京ビッグサイト青海展示棟で行われたLIFE&DESIGNに、
4日間の会期の中で完成させた葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏を
ウェーブアーティスト Goes Windyアレンジにて再現致しました。
今回描くことを決めた経緯は、横浜マルイシティでの展示会の中で休館日が
あったことにより、偶然となりの横浜そごう内で行われていた北斎展を見る機会が
あったことです。以前より、葛飾北斎についてWindyはマエストロ(巨匠)であり
自分のアイドルと敬愛しておりました。私がバリ島の彼のもとに行った際にお土産で
神奈川沖浪裏のTシャツを買って行ったこともあります。
その憧れのアーティストの展示会が、偶然近くで開催しておりまた行く時間ができたと
いうことは、神様が直に見て来なさいという思し召しがあったのではないかと感じました。
日本で展示会を行うにあたり、今回来日した最後の展示会で、
自分たちのブースに来ていただいたお客様へ心を返す感謝の意を込めて、
彼が自分に出来る最大限のお返しは、誰もが知っている名画であり、
敬愛する葛飾北斎氏を自分のアレンジで構図を再現し、お披露目すること。
自分の100%オリジナルではない絵画を作成することは彼の中では、
不得意な分野であり、まさに挑戦でした。
富士山をメインモチーフに極めた葛飾北斎氏。
波 をメインモチーフに極めたGoes Windy。
そもそも神奈川沖浪裏はサーファー向けの波ではなく暴風の中で荒れた波であり、
サーファーが波に乗るような波ではないんです。すごく強いうねりのある波なんです。
不安な気持ちもある中、彼の挑戦はスタートしました。
そして無事に会期内に完成致しました。
時には、画家である者なんでも描かないとダメだ。と批判なさるかたもいます。
しかし、Windyは波を描くスペシャリストなんです。
彼の絵を見て、Windyが描いた波と一目でわかるような画家になりたいんです。
たくさんの浮世絵を見て、作家が誰だかわからなくても、富士山の浮世絵を見て葛飾北斎とわかるように。
今回のWindyアレンジは後にも先にも、この1点を最後に同じ構図は描かないと決めております。
それは、自分の敬愛する北斎の描いた構図を何度も使用するものではない。それは葛飾北斎氏に失礼です。
そして完成後には、1/1のNo.を入れさせていただきました。
富士山ディテールをどこまで施すかで決まる富士山と波までの距離感のバランス。
浮世絵という油絵、筆と異なる技法であり、写実画と異なる絵画を基に描いたこと。
富士山をメインモチーフにする北斎氏に対して波をメインモチーフとした構図バランス。
そこを特に意識して見ていただければ幸いです。
とあるお客様が、
「もしかしたら、葛飾北斎が実際に描いた時に見た波は
Windyが描いた波と富士山のような情景だったのかもしれないね。」と
おっしゃってくださいました。その言葉私たちにとって、
最上級の評価で、すごく心に刺さりました。
